療育日誌

ねらいを定めて

2018/02/15

昨日の療育日誌で、天井から吊るした風船を触ろうと、自分の体の動きを一生懸命工夫しているお子さんのお話をしました。同じ風船ですが、細長い風船を使って遊んでいるお子さんもいました。「天井から吊るされた風船で遊ぶ」という条件は同じでも、遊び方が変わればお子さんが使っている力も変わります。隣で先生が動作をまじえて「こうやったらいいんだよ」と教えていますから、先生の動作を見て真似して実行する力を使っています。細長い風船を持ち続ける力も使っています。そして、吊るした風船と細長い風船の距離感をはかり、手をどのくらい伸ばして、どんなふうに動かすとうまく当てる事ができるのか考えて実行する力も使っています。「風船」での遊びから、昨日ご紹介したお子さんのように自分の体の動きを探究する事や、このお子さんのように先生と風船と自分の体を関連づける事を経験しています。(療育広場 ぱっそ)