療育日誌

のばしてみよう

2017/10/09

小麦粉粘土遊びで、道具を使って遊ぶ事に挑戦しました。のし棒で粘土を伸ばす遊び…簡単な遊びに感じられますが、できるようになる為にはいくつかのステップがあります。まず、粘土を手で触れる必要があります。次に、粘土をお団子にする為に、両方の手のひらに粘土をはさみ、絶妙な力加減で動かす操作が必要です。そして、丸めた粘土の上にのし棒を置き、両手に均等に力を入れ、程よい力加減を維持したまま前後に動かし、その動きを連続させ、ようやく完成です。もちろん、しっかり座っている事、手元をよく見る力も大切です。なかなか複雑な動作の連続ですが、できた時には子どもの感激もひとしおのようです。写真のお子さんは、きれいに伸びた粘土の表面を、不思議そうにかつ満足そうな表情でなでて、達成感と余韻を味わっているようでした。この成功体験が、次にどんな遊びにつながるか楽しみです。(療育広場 ぱっそ)